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「ヨセミテに行ってみたい。でも、どの空港から入ればいいの?レンタカーは必要なの?」——旅の計画を立て始めると、まず迷うのがアクセス方法です。
ヨセミテ国立公園は、サンフランシスコ、フレズノ、ロサンゼルス、ラスベガスなど複数の都市から行けます。
ただし、起点にする都市によって移動時間、使う入園ゲート、旅程の組みやすさは大きく変わります。
初めてなら、基本はサンフランシスコ起点+レンタカーが王道です。
移動時間を短くしたいならフレズノ、運転を避けたいならYARTS、夏の絶景ドライブを狙うならラスベガス起点も候補になります。
この記事では、ヨセミテ国立公園への行き方を、起点都市・交通手段・入園ルールの違いからわかりやすく整理します。
まずは下の30秒診断で、自分に合うルートのあたりをつけてみてください。
ヨセミテ国立公園への行き方は「起点都市」と「交通手段」で決まる

行き方を考えるとき、いきなり細かいルートを調べると迷子になります。
先に決めるべきは、たった2つだけです。
ひとつは、どの都市・空港を起点にするか。
もうひとつは、レンタカー・YARTS・ツアーのどれで行くか。
この2つが決まると、入園ゲート、宿泊地、必要日数、運転の負担まで、芋づる式に見えてきます。
まずは結論:起点都市 × 交通手段の早見表
主要な起点ごとの特徴を、ざっくり比べてみましょう。
自分がどのタイプに近いか、探すつもりで眺めてみてください。
| 起点都市・空港 | 向いている人 | 主な交通手段 | ヨセミテまでの目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| サンフランシスコ/SFO | 初めてのヨセミテ。都市観光もしたい人 | レンタカー/YARTS/ツアー | ヨセミテバレーまで車で約4時間 | 週末・連休は渋滞と駐車場に注意 |
| フレズノ/FAT | ヨセミテ滞在時間を最大化したい人 | レンタカー/夏季YARTS | Wawonaまで約1.5時間、バレーまで約2.5時間 | 日本からは直行便がなく乗継前提 |
| ロサンゼルス/LAX | LA観光や西海岸周遊と組み合わせたい人 | レンタカー/ツアー | ヨセミテバレーまで車で約6時間 | 日帰りより宿泊前提が現実的 |
| ラスベガス/LAS | デスバレー・東側シエラも周遊したい人 | レンタカー | Tioga開通期は約8時間、冬季は南回りで約8〜10時間 | Tioga Passは冬季閉鎖。夏の限定ルート |
公式情報でも、フレズノ・ヨセミテ国際空港(FAT)からWawonaまで約1.5時間・ヨセミテバレーまで約2.5時間、サンフランシスコ国際空港(SFO)からバレーまで約4時間と案内されています。
逆方向では、ヨセミテバレーからフレズノ方面はHighway 41経由で約2時間15分、サンフランシスコ方面はHighway 120または140経由で約4時間、ロサンゼルス方面は約6時間、ラスベガス方面はTioga Road経由で約8時間が目安です。
気になる起点が見つかったら、出発空港ごとにレンタカー料金をチェックしておくと、計画がぐっとスムーズになります。
初めてなら「サンフランシスコ or フレズノ+レンタカー」が安定

初めてヨセミテへ行くなら、現実的な候補は2つに絞れます。
サンフランシスコ観光も楽しみたいならSFO起点。
ヨセミテ滞在を優先したいならFAT起点です。
SFOは国際線の選択肢が多く、旅行全体を組み立てやすいのが強み。
ただしヨセミテまでの運転は4時間前後とやや長く、到着日に無理して走らない計画が大事です。
一方のFATはヨセミテに近く、移動時間をぐっと短縮できます。
1泊2日や2泊3日でヨセミテ中心に動きたいなら、かなり頼れる起点です。
迷ったら、まずはこの2択から考えると失敗しにくくなります。

サンフランシスコ(SFO)起点:観光も楽しむ王道ルート
サンフランシスコ起点は、日本人旅行者にとってもっとも組みやすい王道です。
日本からSFOへ入り、市内を観光してからヨセミテへ向かう——という流れにしやすく、航空券もレンタカーも選択肢が豊富にそろっています。
こんな人に向いています
- 初めてアメリカ西海岸を旅する人
- サンフランシスコ観光もセットで楽しみたい人
- 航空券の選択肢の多さを重視したい人
- ヨセミテを1〜2泊で組み込みたい人
SFOからは、Highway 120でBig Oak Flat Entranceへ向かうか、Highway 140でArch Rock Entranceへ向かうのが定番です。
宿泊地や道路状況、ナビの案内で使い分けます。
注意したいこと
いちばん気をつけたいのは、到着日にそのままヨセミテまで運転する計画です。
長距離フライトの直後に、慣れない右側通行で4時間運転するのは、想像以上に消耗します。
夕方以降に着く便なら、サンフランシスコ周辺や途中の街で1泊し、翌朝に出発するほうが安全で、結果的に旅も楽しめます。
春〜秋は混雑するため、駐車場が埋まりやすい日中(目安は朝9時前以降)を避け、早朝に園内へ入る作戦が有効です。
サンフランシスコ発のサンプル日程(2泊3日)
| 日程 | 行程 |
|---|---|
| 1日目 | サンフランシスコ出発、ヨセミテ周辺または園内泊 |
| 2日目 | ヨセミテバレー、Tunnel View、滝めぐり、散策 |
| 3日目 | Glacier PointまたはMariposa Groveに寄り、サンフランシスコへ戻る |
1泊2日でも不可能ではありませんが、移動が長いぶん滞在は駆け足になります。
初めてなら2泊3日以上あると、ぐっと落ち着いて回れます。

ゲートウェイの町(El Portal・Mariposa・Oakhurst・Fresnoなど)は宿数が限られ、人気期はすぐ埋まります。早めに空室と料金を確認しておくと安心です。
フレズノ(FAT)起点:滞在時間を最大化する最短ルート

「とにかくヨセミテをたっぷり楽しみたい」という人に効くのが、フレズノ・ヨセミテ国際空港(FAT)起点です。
ヨセミテ南側に近く、FATからWawonaまで約1.5時間、ヨセミテバレーまで約2.5時間と、移動の短さが魅力です。
こんな人に向いています
- ヨセミテ観光を旅のメインにしたい人
- 移動時間をできるだけ短くしたい人
- Mariposa GroveやWawona方面も見たい人
- 長距離運転に少し不安がある人
FATからは主にHighway 41を北上し、South Entranceから入ります。
南側から入るので、巨大セコイアのMariposa GroveやWawonaに立ち寄りやすいのもうれしいポイントです。
注意したいこと
FATの弱点は、日本からの直行便がないこと。
多くの場合、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルなどで国内線に乗り継ぐ必要があります。
乗継時間や航空券の価格しだいでは、SFO起点のほうが総合的に楽になることもあります。
考え方はシンプルです。
ヨセミテだけが目的ならFAT、都市観光も含めるならSFO。これだけ覚えておけば迷いません。
フレズノ発のサンプル日程(2泊3日)
| 日程 | 行程 |
|---|---|
| 1日目 | FAT到着、レンタカー受取、Oakhurst・Wawona・Mariposa方面泊 |
| 2日目 | ヨセミテバレー観光、園内または周辺泊 |
| 3日目 | Mariposa GroveやGlacier Pointを見てFATへ戻る |
ロサンゼルス(LAX)起点:西海岸周遊に組み込むルート
ロサンゼルス起点は、ヨセミテ単体というより、カリフォルニア周遊の一部として組み込むルートです。
ヨセミテバレーからロサンゼルス方面は、Highway 41・140経由でいずれも約6時間。
それなりの長旅になります。
こんな人に向いています
- ロサンゼルス観光もしたい人
- サンフランシスコまで縦断する旅程を考えている人
- セコイア国立公園やキングスキャニオンも組み合わせたい人
- 4泊5日以上の西海岸ドライブをしたい人
注意したいこと
LAX起点の弱点は、なんといってもヨセミテまでの距離です。
LA市内や空港周辺は交通量も多く、Googleマップの所要時間より長くかかることも珍しくありません。
初日にLAX着→そのままヨセミテ近くまで運転、は体力的にも安全面でもおすすめしません。
LAX起点にするなら、下のように区切ると無理が減ります。
さらに、LAX着・SFO発のオープンジョーにすると、同じ道を往復せずに済んで移動の無駄を減らせます。
ロサンゼルス発のサンプル日程(4泊5日)
| 日程 | 行程 |
|---|---|
| 1日目 | LAX到着、ロサンゼルス周辺泊 |
| 2日目 | 北上し、Fresno・Oakhurst・Mariposa方面泊 |
| 3日目 | ヨセミテ観光 |
| 4日目 | サンフランシスコ方面へ移動 |
| 5日目 | サンフランシスコ観光または帰国 |
ヨセミテだけが目的なら、LAXよりSFOまたはFATのほうが効率的です。
ラスベガス(LAS)起点:夏限定の東側Tioga Pass絶景ルート

ラスベガス起点は、初心者向けというより、アメリカ西部の大自然を広く周遊したい人向けの上級ルートです。
Tioga Roadが開いている季節なら、US-95やUS-6を経由して、東側のTioga Pass Entranceから入れます。
公式の目安では、ラスベガスからTioga Road経由で約400マイル・約8時間(おおむね6〜10月の条件付き)です。
こんな人に向いています
- デスバレー国立公園と組み合わせたい人
- Mammoth LakesやMono Lake方面も見たい人
- Tioga Passの高原ドライブを味わいたい人
- 長距離運転に慣れている人
このルートの魅力は、標高の高いエリアを通り、Tuolumne MeadowsやTenaya Lakeへアクセスしやすいこと。
シエラの稜線を抜ける景色は、ほかの起点では味わえません。
注意したいこと
最大の落とし穴は、Tioga Roadの季節閉鎖です。
雪の影響で例年11月ごろから遅い5月または6月ごろまで閉まり、その間は東側からヨセミテに入れません。
閉鎖中は、ラスベガスから南回りでBakersfield・Fresno方面を経由してSouth Entranceへ入ることになり、距離は約495マイル・約8〜10時間に伸びます。
ちなみに2026年のTioga Roadは、過去16年で最も早い5月15日に開通し、すでに通行できる状態です(2026年5月時点)。
とはいえ開通時期は毎年の積雪しだい。
ラスベガス起点を選ぶなら、旅程を固める前に必ず最新の道路状況を確認してください。
ラスベガス発のサンプル日程(夏季・3泊4日)
| 日程 | 行程 |
|---|---|
| 1日目 | ラスベガス出発、デスバレーまたはMammoth Lakes方面へ |
| 2日目 | Lee Vining・Tioga Pass経由でヨセミテへ |
| 3日目 | Tuolumne Meadows、Tenaya Lake、ヨセミテバレー観光 |
| 4日目 | ヨセミテ観光後、サンフランシスコ方面へ |
景色は文句なしですが、長距離運転と季節条件の影響が大きいルートです。
Tiogaが閉まる時期には成立しないので、ここだけは必ず公式情報をチェックしてください。
交通手段①レンタカー:自由度で選ぶなら基本はこれ
ヨセミテ旅行でいちばん自由度が高いのは、やはりレンタカーです。
ヨセミテは見どころが点在しています。
Yosemite Valleyだけでなく、Tunnel View、Glacier Point、Mariposa Grove、Tuolumne Meadows、Tenaya Lake——どれもエリアごとに距離があり、自分のペースで動けるレンタカーの強みが効いてきます。
レンタカーのメリット
- 早朝に出発でき、夕方の絶景時間帯まで粘れる
- 園外ホテルにも泊まりやすい
- 荷物を積んだまま移動できる
- Mariposa Grove、Glacier Point、Tioga Road方面にも行きやすい
- 家族や複数人ならコスパが良くなりやすい
とくにヨセミテは朝の駐車場確保が勝負です。
混雑期に日中バレーへ着くと、駐車場探しだけで時間を溶かしがち。
早朝に園内へ入れるレンタカーは、その点でも頼りになります。
レンタカーのデメリット
- 右側通行と山道運転に慣れる必要がある
- 冬〜春先はチェーン規制の可能性がある
- 駐車場が満車になることがある
- 保険やデポジットの確認が必要
- 長距離運転の疲労が出やすい
「レンタカーなら全部ラク」とまでは言い切れません。
道路状況・季節・到着時間を見ながら、無理のない行程にすることが何より大切です。
ヨセミテは早朝の出発と駐車場確保がカギ。出発前にレンタカーを予約しておけば、当日の朝から自由に動けます。受け取り条件・保険・料金もまとめて比較できます。
交通手段②YARTS(公共バス):車なしで行く現実的な方法

「アメリカで運転はしたくない」という人にとって、YARTSはとても心強い選択肢です。
YARTSはYosemite Area Regional Transportation Systemの略で、ヨセミテ周辺地域と公園内を結ぶ公共バス。
エアコンとトイレを備えた快適な車両で、しかも渋滞時はバス専用レーンを使えるため、マイカーより早く園内に着けることもあります。
さらにうれしいのが、運賃にヨセミテの入園料が含まれている点。
YARTSで入る場合は入園予約も不要です。
2026年シーズンの主な運行ルート
| ルート | 主な区間 | 運行 |
|---|---|---|
| Highway 140 | Merced〜Mariposa〜El Portal〜ヨセミテバレー | 通年(夏季:5/22〜9/30、冬季:2025/10/1〜2026/5/21) |
| Highway 41 | Fresno〜Oakhurst〜Wawona〜ヨセミテバレー | 夏季のみ(5/22〜9/25) |
| Highway 120 | Sonora〜Groveland〜ヨセミテバレー | 夏季のみ(5/22〜9/30) |
| Highway 395/120E | Mammoth Lakes〜Lee Vining〜Tuolumne Meadows〜ヨセミテバレー | 夏季のみ(7/1〜9/30) |
こんな人に向いています
- アメリカで運転したくない人
- ひとり旅でレンタカー代を抑えたい人
- MercedやFresnoからヨセミテへ行きたい人
- ヨセミテバレー中心に観光する人
特に便利なのが、MercedまでAmtrak(鉄道)で行き、そこからYARTSでヨセミテバレーへ向かうルート。
Highway 140はAmtrakのMerced駅と接続していて、列車・バスの運賃が連携しているため、車なし旅行の王道といえます。
Highway 140のバスはCurry Village、Yosemite Valley Lodge、Yosemite Villageに直接停車し、そのほかのルートもYosemite Villageで無料の園内シャトルに乗り換えられます。
YARTSの弱点
弱点は、自由度です。
ヨセミテバレーへは行けますが、園内の見どころすべてに自由に行けるわけではありません。
Hetch Hetchy方面には公共交通がなく、朝夕の絶景時間帯にあわせた細かい寄り道も苦手です。
夏季限定の路線も多いので、時刻表に旅程を合わせる前提で考えましょう。
なお、新設された非居住者100ドルの追加料金について、2026年初時点ではYARTSの運賃で徴収されていません。
ただし今後の扱いは未確定とされているため、車なしで行く人は出発前に最新情報を確認しておくと安心です。
交通手段③現地ツアー:運転しない人のラクな選択肢
「計画を立てる時間がない」「とにかく運転を任せたい」という人には、現地ツアーがわかりやすい選択肢です。
サンフランシスコ発の日帰りツアーや1泊ツアーがあり、ホテル送迎やガイド付きのものも。
英語ツアーが中心ですが、移動・駐車・ルート判断をまるごとお任せできるのは大きな魅力です。
こんな人に向いています
- アメリカで運転したくない人
- ひとり旅で移動を簡単にしたい人
- サンフランシスコ滞在中にヨセミテを追加したい人
- 細かい計画を立てる時間がない人
ツアーの弱点
弱点は、滞在時間と自由度です。
日帰りツアーは往復の移動が長く、園内滞在はどうしても短くなります。
効率よく回れる反面、朝夕の静かな時間を味わったり、自分のペースでハイキングしたりするには不向きです。
ヨセミテらしさをしっかり味わいたいなら、できれば1泊以上の行程を選ぶのがおすすめです。
運転せずにヨセミテを楽しむなら、サンフランシスコ発の日帰り〜1泊ツアーが便利。空き状況・料金・口コミをまとめてチェックできます。
ヨセミテ国立公園への行き方|予約から入園までの実践ステップ

起点と交通手段が決まったら、いよいよ手配です。
日本からヨセミテへ行く場合は、航空券・宿泊・交通手段・入園料・道路状況を、順番に確認していくと失敗しにくくなります。
日本からの全体フローと「到着日に無理しない」コツ
まずは全体の流れをつかみましょう。
| ステップ | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 起点空港を決める | SFO・FAT・LAX・LASのどれを使うか |
| 2 | 航空券を予約する | 到着時間と乗継時間を確認 |
| 3 | 宿泊地を決める | 園内、El Portal、Mariposa、Oakhurst、Fresnoなど |
| 4 | 交通手段を決める | レンタカー・YARTS・ツアー |
| 5 | 入園料・パスを確認 | 2026年は非居住者料金に注意 |
| 6 | 道路状況を確認 | Tioga Road、Glacier Point Road、チェーン規制 |
| 7 | 当日は早めに入園 | 混雑期は朝9時前の到着が目安 |
ここで強調しておきたいのが、到着日は無理にヨセミテまで行かないという選択です。
日本から西海岸に着く日は、時差と長時間フライトで思った以上に疲れます。
そのままレンタカーで山道へ向かうと、眠気や判断力の低下が出やすく危険です。
SFOやLAXに夕方以降着くなら、到着日は空港近くか市内に泊まり、翌朝に出発するのが安心。
FAT着ならヨセミテまでは比較的近いものの、それでも夜間の山道運転は避けたほうが無難です。
「到着日は移動だけ、観光は翌日から」くらいの余裕が、結果的にいちばん旅を楽しめます。
到着日に泊まる空港周辺やゲートウェイの宿は、早めの確保が肝心。日程が決まったら空室をチェックしておきましょう。
5つの入園ゲートと起点の組み合わせ

ヨセミテには複数の入園ゲートがあります。旅行者が主に使うのは、次の5つです。
| 入園ゲート | 方角 | 主な起点・ルート | 向いている旅程 |
|---|---|---|---|
| Big Oak Flat Entrance | 北西 | San Francisco・Sacramento方面/Highway 120 | SFO発の王道ルート |
| Arch Rock Entrance | 西 | Merced・Mariposa・El Portal方面/Highway 140 | YARTS利用、冬でも比較的使いやすい |
| South Entrance | 南 | Fresno・Oakhurst方面/Highway 41 | FAT起点、Mariposa Grove立ち寄り |
| Tioga Pass Entrance | 東 | Lee Vining・Mammoth・Las Vegas方面/Highway 120 East | 夏季限定の東側ルート |
| Hetch Hetchy Entrance | 北西寄り | Groveland方面からHetch Hetchyへ | Hetch Hetchy目的(バレー観光の主入口ではない) |
SFO起点ならBig Oak FlatまたはArch Rock
サンフランシスコ方面からは、Highway 120でBig Oak Flatへ向かうか、Highway 140でArch Rockへ向かうのが候補です。
Big Oak Flatは北西から入る王道、Arch RockはEl Portal方面から入る西側ルートで、YARTSのMerced/Mariposa方面とも相性が良好です。
FAT起点ならSouth Entrance
フレズノ起点なら、基本はHighway 41でSouth Entranceへ。
Mariposa Groveに近く、巨大セコイアを見たい人にはぴったりです。
ただしヨセミテバレーまではもう少し走るので、初日の到着時間に注意しましょう。
LAS起点はTioga Passの開閉で大きく変わる
ラスベガス方面からは、Tioga Roadが開いていれば東側のTioga Pass Entranceから入れます。
閉鎖中は東側から入れず、南回りでFresno方面からSouth Entranceへ。
ラスベガス起点を選ぶなら、旅程を組む前にTioga Roadの開通状況を必ず確認してください。
2026年の入園料・非居住者料金と道路・燃料の注意点
最後に、2026年に行く人がつまずきやすいポイントをまとめます。
料金・道路・燃料の3つを押さえておけば、当日あわてずに済みます。
2026年の入園料と「非居住者料金」
2026年は、入園料が大きく変わりました。
日本からの旅行者(米国非居住者)に直結する話なので、ここはしっかり確認してください。
| 項目 | 料金・条件 |
|---|---|
| 乗用車1台 | 35ドル(7日間有効、同乗者込み) |
| バイク | 30ドル(7日間有効) |
| 徒歩・自転車など個人 | 1人20ドル(7日間有効) |
| 非居住者料金 | 米国非居住者の16歳以上は、上記に追加で1人100ドル |
| 非居住者向け年間パス | 250ドル(非居住者料金が免除される) |
| 支払い | ヨセミテの入園ゲートは現金不可。クレジットカード・モバイル決済が基本 |
2026年1月1日から、米国市民・居住者ではない16歳以上の旅行者には、通常料金に加えて1人あたり100ドルの追加料金がかかるようになりました(ヨセミテのほか、セコイア、キングスキャニオンなどにも適用)。
たとえば大人2人で1台のレンタカーで入る場合、車両35ドル+(100ドル×2人)=235ドルが目安になります。
複数の対象公園を回る予定がある人や、3人以上のグループで動く人は、250ドルの非居住者向け年間パス(1枚で本人+同乗の非居住者最大3人をカバー)のほうが割安になることもあります。
新しい制度で運用が変わる可能性もあるため、人数とまわる公園の数を見ながら、最新の公式情報で比較してから決めるのがおすすめです。
なお、入園ゲートでは非居住者の本人確認が行われるため、パスポートを携帯しておきましょう。
事前にRecreation.govでデジタルパスを購入しておくと、ゲートでの待ち時間を短縮できます。
ヨセミテの入園ゲートは現金不可。レンタカーのデポジットにもクレジットカードが必要です。年会費無料のエポスカードは、旅行代金や交通費をカードで支払うと海外旅行傷害保険が有効になる(利用付帯)ので、ドライブ旅行と相性の良い1枚です。
入園予約は不要(2026年)。でも宿の予約は別
2026年のヨセミテは、混雑期も含めて入園予約(タイムドエントリー)が不要です。
これまでのような「ピーク時間帯の予約枠」を気にする必要はありません。
ただし入園料は当然かかりますし、園内の宿泊・キャンプ・Half Dome登山などは別途予約や許可が必要です。
「入園予約不要」と「宿泊予約不要」はまったくの別物。
予約制がなくなったぶん夏は混雑が予想されるので、園内や周辺に泊まるなら宿は早めに押さえておきましょう。

道路の開閉:Tioga Road・Glacier Point Road
山岳地帯のヨセミテでは、道路の開閉が旅程を左右します。
- Tioga Road……東側のTioga Pass Entranceへ通じる道。雪のため例年11月ごろ〜遅い5月または6月ごろまで閉鎖。2026年は5月15日に開通済み。
- Glacier Point Road……Glacier Pointへの道。2026年は5月9日に開通済み。
いずれも開通時期は毎年の積雪で前後します。
ラスベガス・デスバレー・Mammoth Lakes方面から行く人や、Glacier Pointを目的にする人は、出発直前に公式の道路状況を確認してください。
給油はヨセミテに入る前に
意外な落とし穴が燃料です。
ヨセミテバレー内にはガソリンスタンドがありません。
さらにTuolumne Meadowsの給油所も閉鎖済みです。
利用できるのはWawona、Crane Flat、El Portal(クレジットカードで24時間)など。
特に、東側からTioga Pass経由で入る人、Mammoth・Lee Vining方面から入る人、園内を長く走る人、夜間や早朝に動く人は要注意。
園に入る前、または手前の街で早めに満タンにしておくと安心です。
出発前チェックリスト
最後に、ここだけは確認しておきたいポイントです。
- [ ] Tioga Road・Glacier Point Roadは開いているか
- [ ] チェーン規制は出ていないか(11〜3月は要注意。10・4月もまれにあり)
- [ ] 入園料と非居住者料金を把握しているか
- [ ] 支払い用のクレジットカードとパスポートを用意したか
- [ ] デジタルパスを事前購入したか
- [ ] ガソリンは十分に入れたか
- [ ] 園内宿泊・キャンプの予約は取れているか
- [ ] スマホのオフライン地図を準備したか
- [ ] 到着時間が遅くなりすぎないか
まとめ:あなたに合ったヨセミテへの行き方の選び方
ここまで読んでいただき、自分に合いそうなルートは見えてきたでしょうか。
最後に、起点選びをシンプルにまとめます。
| 旅行スタイル | おすすめの起点 |
|---|---|
| 初めてで失敗したくない | サンフランシスコ/SFO |
| ヨセミテ滞在を最優先 | フレズノ/FAT |
| LA観光や西海岸周遊もしたい | ロサンゼルス/LAX |
| 夏の大自然ドライブを楽しみたい | ラスベガス/LAS+Tioga Pass |
| 運転したくない | MercedまたはFresnoからYARTS/SF発ツアー |
ヨセミテへの行き方に、唯一の正解はありません。
大切なのは「どこから入るか」よりも、自分の旅程・運転の負担・見たい場所に合うルートを選ぶことです。
初めてなら、無理に詰め込まず、サンフランシスコまたはフレズノを起点にレンタカーで1〜2泊する旅程がいちばん安定します。
運転に不安があるなら、YARTSや現地ツアーも立派な選択肢。
そして2026年は、非居住者料金や道路の開閉など、確認しておきたい最新情報が増えた年でもあります。
ヨセミテは、たどり着くまでの道のりも旅の一部です。
道路状況と季節条件をしっかり確認しながら、あなたにぴったりの行き方で、最高の一日を計画してみてください。
参考情報・公式サイト
- Yosemite National Park - Plan Your Visit
- Airports - Yosemite National Park
- Driving Directions - Yosemite National Park
- Public Transportation - Yosemite National Park
- Fees & Passes - Yosemite National Park
- Entrance Reservations - Yosemite National Park
- Current Conditions - Yosemite National Park
- Tioga and Glacier Point Roads Plowing and Road Opening Update - Yosemite National Park
- Tire Chain Requirements - Yosemite National Park
- Highway 140 - Yosemite Area Regional Transportation System
- QuickMap - Caltrans
